春空虹之書を読んでみて〜言葉は都市を変えていく〜
先日のオザケンライブの時に、物販が13時から始まると聞いて意気揚々と九段下に向かい、結局着いたのは14時頃。
無事にお目当の「春空虹之書」と、前回ツアーの「魔法的モノローグ台本」をゲット。
今日はその一つ「春空虹之書」について。
書くにあたって正直不安なのは、この本について自分がは書くのはおこがましくなるというのと、内容が難しくて自分の足りない頭では理解できていないということ…
でも、ツアーに行って買えた方は分かると思いますが、地方に住んでらっしゃる方や、会場まで行けなかった方は、どんな本なのだろうと疑問ですよね。
なので、どんな本かということと、私が少し思ったことなどを書いてみます。
もくじ
モノローグ
この本は、最近のフジロックやツアーなどで語られたモノローグを集めたもの。オザケンの口当たりの良い、一見すると親しみやすいやわらかな文章で書かれているが、大変知性的でレベルが高い。以下、印象に残ったところなど。
・ローカルの反対はグローバルではなく、セントラル
やっぱり東京一極集中だったり、国が決めることが、地方の細部まで影響するよなぁなんて考えたり。自分が住んでいるところは郊外だけれど、やっぱり東京とは事情が違うし、それを押し付けられてもなぁなんて思うことも時々ある。
・DIY(Do It Yourself)について
「自分でやる」という意味のDIY。本書の中では「既成のフェイスブックなどのサービスを使うのではなく、自分でサイトを作ってみると、ネット全体の見え方が変わる」というくだりがあって、確かに、こうして私たちは自分でWordpressと格闘しながらブログを構築していってるし、なるほどこれも一つのDIYなのかと妙に納得。
・お手製の勉強
DIYとは「自分で自分を教えている状態である」と。すると、今までとは違った世界が見える。これこそが勉強の目的だと。
言葉は都市を変えていく
この本の章のタイトルの一つ「言葉は都市を変えていく」。これは、シングル「流動体について」の一節でもあります。実はこの「言葉」というものの持つ意味、力などをちょうどここ数日考える機会がありました。自分にとっては「都市を変えていく」というほどではないけれど、自分が使う言葉が自分自身、また他者に影響を与える。普段使っている言葉は馬鹿にできなくて、大切にしなきゃなと再確認したり。
そんなことを、今勉強している場であったり、自分がたまたま手に取った本であったり、そしてこの「春空虹之書」であったり、同時多発的にいろんな場所で見聞きして、考えて。こうして時に自分にとって必要なものが偶発的に次々と降ってくるという、不思議なことが生活の中では間々あったりするものですね。シンクロニシティとでもいうのでしょうか。
コレクション、インテリアとして
我が家では早速その側面が強くなってしまいそうなのですが笑、見ての通りピンクの布張りと水色の絵という装丁で、おしゃれでかわいいものになっています。本棚に飾っておこうかなと思っています。こうしてそこでしか買えない貴重なライブのお土産となったわけですが、これだけステキな本ならば、もっと流通させてもいいんじゃないかと思いますよね。せめて通販とか。
ステージでも登場
武道館でのステージで、たしか「僕らが旅に出る理由」の時に、満島ひかりさんが歯磨きをしながら「春空虹之書」を読むという演技?をしていたような。さりげなく物販の紹介していて良いですね!
おわりに
今の自分では追いつかない部分、知識や経験が足りていない部分もあると思ったので、ずっと手元に置いて、ことあるごとに読み返したいと思いました。その時その時できっと感じることも違うと思うので。ゆっくりじっくりと味わっていきたいと思います。
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