小沢健二 武道館ライブ「春の空気に虹をかけ」に行ってきました!ライブレポです(ツアー終了に伴いセトリ、ネタバレあり)
こんばんは!ブリパパです。
GW真っ只中の5月3日(木)、生まれて初めて、日本武道館でライブを観まして、とても感動しました。
こんなに感動したのは昨年末のハイスタのさいたまスーパーアリーナ公演以来です。
その時の記事はこちら
もくじ
はじめに
ライブから一夜明け、今はとても良いものを観たな、とその感動に浸っています。
「小沢健二という人は本当に存在するのだな」と当たり前なのだけど、ありがたいことの幸せをかみしめています。
オザケンのように知的に、また他のファンの皆さんのように素敵な、ウィットに富んだことは書けないのですが、備忘録として、この忘れたくない感覚、つまりはこの“強い気持ち・強い愛”を綴ってみようと思います。
セットリストと感想など
アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)
暗転の後、オザケンのスキャットというか叫びのようにも思える語り部分から入る。なんて力強い声なんだ!と驚いてしまった。ステージが明るくなるとその豪華な演者の方々がお目見えし、「本物のオザケンだ!満島ひかりもいる!」とただただ感動し、素敵なその始まりに涙が出ました。
シナモン(都市と家庭)
これが”36人編成ファンク交響楽”か!と納得の、低音の効いたパワフルで、ファンキーな一曲に仕上がっていました。これぞライブの醍醐味です。
ラブリー
3曲目でもうこの懐かしの出てきました!
この曲は特に満島ひかりさんとの相性が良いですよね。より可愛くなるし、お洒落さが増している気がする。
ぼくらが旅に出る理由
続けざまの人気曲で会場大興奮。それまで座っていた方も立ち上がって、2階から見下ろしていて一気に盛り上がる様子がわかって興奮。ボーカルとしてでなく、サイレントの演技というか、まるでミュージカルのように演技をする満島さんが素敵でした。
いちょう並木のセレナーデ
満島さんが傘を差し、オザケンは座って囁くように、語るように歌っていました。しっとりと、落ち着きます。
野外でライブをやっているという想定で、昔この地には、武道館というものがあった、という小話がイカしていました。
神秘的
そのままのスロウな流れで「神秘的」に。こちらも満島さんとの相性がまたいい。「いちょう並木〜」とこの「神秘的」では客席も座ってのんびりと楽しんでいる様子が良かったです。自分も休憩できて良かった。
いちごが染まる
あまり聴いてなかった曲なのだけど、満島さんがオザケンの周りにポールを4本立て、その周りを赤や黄色に光る紐をぐるぐると巻いていくという演出が面白かった。
鬼気迫るようなヴォーカルも思わず見入ってしまった。
あらし
全曲からの流れで少し暗めでハードなナンバー。重厚なサウンドとダークな演出がカッコよかった。
アルバム『Eclectic』ってあまり聴いてなかったのだけど、好きになりそう。
フクロウの声が聞こえる
満島さんが叩くパーカッションに合わせ、ステージの照明がキラキラと変わるという演出。目がチカチカするほどに目まぐるしく照明が変わっていました。
正直セカオワとのバージョンは好きではなかったのですが、やはりオザケン単独バージョンは良い。さらにサビの満島さんのハイトーンのハモリがまた素敵だった。
戦場のボーイズライフ〜愛し愛されて生きるのさ〜東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディーブロー
これはまたすごいメドレーだ!アップテンポで踊れて、会場が一体となって大興奮。「東京恋愛専科〜」での、傘をさしたり雨を受けたり目や口などを抑える振り付けも楽しかった!
強い気持ち・強い愛
そのまま畳み掛けるようにアップテンポなこのナンバー。もうとにかく会場みんなで踊って合唱して、とっても楽しかったことしか覚えていないです。
ある光
さらにアップテンポなナンバーが続きます。これはこのライブのハイライトのひとつじゃないかと。満島ひかりさんが少し不器用にかき鳴らすテレキャスターのジャキジャキ音に胸が熱くなりました。
構成はシンプルで、音源で聴くと長くも感じるこの曲ですが(実際長い)、今日はなんとなくずっと続いて欲しいような、ずっとサイクリングが続けばいいのにという感覚にもなる、風を感じていたくなる一曲でした。オザケンのシャウトで会場がわーっと大歓声が起こるところも胸が熱くなりました。
流動体について
オザケン復活の1曲。この曲が出た時、どれほどまでに興奮し、感動したことか。その曲が、こうしてライブで聴ける、こんな贅沢なことはないと思いながら聞いていました。
ハイトーンの部分大丈夫かなと思いながら見てましたが、最初のところは力強く歌い上げていて良かったです。後半はさすがに下げていましたね。
ちょっと難しいハンドクラップも、観客の皆さんがつけているグッズの空虹回路の光を見ながら、叩くのも楽しかった! 事前に最後の曲と言うMCもなく、さらりと終わって「アンコールで呼んでください」と言って去っていきました。
流星ビバップ
ここからアンコール。ヘイ!ヘイ!ってところをみんなで拳を上げながら歌うの楽しかったなー。
満島さんが少女のようにステップを踏んで踊るところも素敵だった。
春にして君を想う
あまり聴いてなかったのだけど、しっとりと、座りながら、少し眠く、心地よい気分で聴くことができました。
途中、二人がステップを踏んで踊るところが可愛くて、微笑ましかったです。
ドアをノックするのは誰だ?
サビで「パンパン!」というハンドクラップと体を揺らして踊る振り付けがとっても楽しい(ドアノックダンスと言うんですね)。会場の一体感とあたたかさ、そして多幸感があったなー。
アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)
始まりの曲と終わりの曲が同じって、壮大な交響曲を聴いているようで、すごいハイセンスで素敵でした。ライブの終わりのエンドロールのようで、始めと同じように涙ぐんでしまいました。そして曲の後に暗転し、オザケンが一言「生活に帰ろう」
フクロウの声が聞こえる
暗転し、「さて、帰るかー」と思っていると”ジャッジャッジャ・・・”と聞き覚えのあるギターのカッティングが。おかわりフクロウ!曲の後、オザケンが「こういう曲がある日常です」とか言っていたのが印象的。そう、MCでも言っていたように、僕らは年齢を越えて皆がオザケン世代なのです。
おわりに
以上、かなり長い感想になってしまいました。それだけ、思い入れのある小沢健二のライブだったということです。
いろいろと特筆すべきポイントはあったと思うのだけど、印象的なのはやはり「男子と言ったら男子の気分の人、女子と言ったら女子の気分の人は歌ってください」という、トランスジェンダーやLGBTの方へのオザケン流の配慮。
ライブでここまでする人はいないでしょう。素敵です!
ライブの最後では「生活に帰ろう」と言っていましたが、「こんな幸せな空間を体験してまた日常に帰れるだろうか」と不安に思ってしまいました。でも、ちょっと大げさな言い方をすれば、このライブを観れたことで、その「生活」というものが、ちょっと今までと違うものになるような、そんな気さえしています。
ここまで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、ありがとうございました^-^
会場ではカメラがたくさん回っていたので、是非映像化してほしい!!そしてまたライブに行きたいな!待ってます!
オザケン大好きです。満島ひかりさんが一緒にLIVEしてたんですね。満島ひかりさんはCHARAのPVも出演してましたが音楽に似合う存在感ありますよね。
LIFE時代が特に好きでその中の曲が歌われてたのを見ていいなーと思いました。あの頃を思い出す切ない曲。
流れ星ビバップも大好きな曲調です。真夏の果実をもぎとるよーに♪考えただけでキュンとします。
小説を読んでるかのようなあの世界観たまらないですね。大人になって忘れてた気持ちを小沢健二聞くと思い出せます。LIVEレポートありがとうございました!